山本内科循環器科 循環器科・消化器科・呼吸器科・内科 広島市西区高須1丁目5-23 電話082-274-4050

循環器の代表的な病気について
循環器の代表的な病気について

高血圧症

高血圧とは血液が血管内を流れるときに血管の壁を押す 圧力のことです。血圧が基準値より高い、またはそれが続く状態を高血圧と呼びます。 高血圧には普通症状がありません。しかし高血圧が長い間続くと、脳卒中、心筋梗塞、心不全、腎臓病、大動脈瘤などさまざまな怖い病気を引き起こす可能性がありますので、適切な治療が必要です。

狭心症

狭心症は心臓を栄養している冠状動脈と言う血管が動脈硬化などでせまくなり、心筋に十分な血流や酸素が送り込めなくなったときに胸の痛みが起こる病気です。典型的な発作の症状は胸の奥がしめつけられるような、ひどくおさえつけられるような痛みが、数十秒から数分間くらい続きます。多くは胸の症状としてあらわれますが、顎が痛い、歯が痛い、肩や腕が痛い、胃のあたりが痛いという発作のこともあります。

不整脈

不整脈とは脈がはやくなったり、おそくなったり、とんだりする心拍リズムの異常です。不整脈の中には放っておいても大丈夫なものから、治療管理が必要なものまで色々あります。また不整脈が心臓弁膜症や先天性心疾患、狭心症などの様々な病気から起こっていることもありますので、その見極めには専門医野診察が必要です。

心房細動

不整脈の中で特に知っておきたいのが心房細動です。年齢が多くなるとともに増えてくる病気であり日本全国で100万人くらいいると言われます。脈のリズムが全く不規則でバラバラです。これは心臓の上の部屋(心房)の筋肉が収縮できなくなった状態ですが、心臓の下の部屋(心室)の筋肉は動きますのでこれですぐに心臓が止まったりすることはありません。しかし心房が収縮できないと心房が大きく拡張しこの中に血栓を作りやすくなり、この血栓が血流にのっていって全身のあちこちの血管を閉塞してしまう塞栓症をきたすことが大問題です。もっとも代表的なものが脳塞栓症です。普通の動脈硬化による脳血栓症よりも広い範囲の脳梗塞をおこしてしまう恐ろしい病気です。ですから、心房細動の治療管理においては塞栓症の予防がもっとも重要になります。

心臓弁膜症

心臓には右心房、右心室、左心房、左心室、と言う4つの部屋がありますが、右心房と右心室の間、左心房と左心室の間、右心室の出口、左心室の出口には弁と呼ばれる扉がついています。この弁の開きが悪くなったり、閉まり具合が悪くなったりして心臓の働きに支障を来す病態が心臓弁膜症です。診断、治療については専門的な判断が必要です。

先天性心疾患

小児期に手術を要する人もありますが、成人になるまで自覚症状なしで経過するものもあります。成人まで無症状であっても、年齢を重ねると次第に症状が出てくることがあり、手術が必要になることもあります。

生活習慣病

以前は成人病とよばれていましたが、生活習慣が要因となって引き起こされる病気の総称です。代表的なものは糖尿病、高血圧、脂質異常症ですが、その他にも多くの病気があります。バランスの悪い食事、運動不足、過度の飲酒、喫煙などのよくない生活習慣を改善していくことと、適切な薬物治療が必要です。

COPD

日本語では慢性閉塞性肺疾患ですが、英語のChronic Obstructive Pulmonary Diseaseの頭文字をとってCOPD(シーオーピーディー)と略語でよばれます。 COPDはタバコの煙などの有害物資を長期間吸い続けることによって肺や気管支が障害される病気です。主にタバコによって起こるので肺の生活習慣病あるいはタバコ肺ともよばれます。慢性に進行するので初めのうちはあまり症状がありませんが、だんだん咳、痰、息切れがでてきて、放っておくとどんどん進行し息が苦しくなって動けなくなります。早期発見、早期治療が必要です。

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