
11月の冷え込みに備える:寒さから心臓を守る5つのポイント
1)朝晩の冷えと血圧管理
朝晩の冷え込みで交感神経が高まり、血圧は上がりやすくなります。起床直後は一枚羽織り、暖房は「やや暖かい」設定に。朝の家庭血圧を継続測定し、上昇が続く場合は早めにご相談ください。塩分は1日6g未満を目安に。
2)心不全・狭心症のサイン
むくみ・体重増加(2–3日で+2kg前後)・夜間の咳や息切れ、階段での胸痛や圧迫感は悪化の合図です。就寝前の過度な飲酒は控え、症状が出たら受診を。服薬は自己判断で中止せず、指示どおり内服しましょう。気になることがあればいつでもご連絡を。
3)感染症対策とワクチン(予約不要で随時実施)
手洗い・換気・適度な運動と睡眠で免疫を維持。咳・発熱がある時は無理をせず受診を。当院ではインフルエンザワクチン・コロナワクチンを予約不要で随時実施中。同時流行に備え、体調の良い日に早めの接種をご検討ください。
4)入浴・運動のコツ
入浴は「脱衣所→浴室」を先に温め、湯温は40℃前後・入浴は10分以内を目安に。急な立ち上がりはめまいの原因に。運動は会話ができる強度で毎日20–30分、寒い時間帯は避け、防寒と水分補給を忘れずに続けましょう。
5)服薬・受診と自己管理
降圧薬・心不全薬・抗血小板薬などは時刻を決めて確実に内服。薬が切れそう、血圧記録や体重に変化がある、胸痛・息切れが増えた等は早めに受診を。記録アプリやメモで「血圧・体重・症状」を見える化し、悪化を防ぎましょう。