このような症状はありませんか?
- 動悸を繰り返す
- 脈が飛ぶ、乱れる感じがする
- 急に心拍が速くなることがある
- 胸の違和感や圧迫感がある
- 動悸とともに息切れがある
- めまいやふらつきを伴う
- 失神しそうになったことがある
- 健康診断で心電図異常を指摘された
- Apple Watchなどで不整脈の通知が出た
特に、動悸とともに胸の痛み、強い息苦しさ、冷や汗、失神がある場合は、
早急な対応が必要になることがあります。症状が強い場合は、救急受診も含めてご検討ください。
こんなときは、相談してよいサインです
動悸は、疲れやストレス、カフェインなどで一時的に出ることもあります。
一方で、「様子を見ていいか分からない」「受診するほどではないかも」と迷う方も少なくありません。
次のような場合は、一度ご相談いただいて差し支えありません。
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繰り返している
単発で終わらず、週に何度か、あるいは数週間以上続いている
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脈の乱れを自覚する
飛ぶ、速い、不規則など、いつもと違う感覚がある
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動悸以外の症状も気になる
息切れ、胸の違和感、めまい、ふらつきを伴う
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機器や健診で指摘された
Apple
Watchなどの不整脈通知、健康診断の心電図異常がある
-
不安が日常生活に影響している
「また起きるのでは」と考えてしまい、落ち着かない
重い病気だと決めつける必要はありません。
受診の目的は「異常を見つけること」だけでなく、今の症状の意味を整理することでもあります。
動悸の原因として考えられるもの
心臓に関係する原因
代表的なものに不整脈があります。不整脈には、脈が飛ぶように感じる期外収縮、
脈が速くなる頻脈、脈が遅くなる徐脈、脈が不規則になる心房細動などがあります。
なかでも心房細動は、脳梗塞や心不全のリスクと関係することがあるため、
早めに見つけることが大切です。
心臓以外の原因
睡眠不足、疲労、精神的ストレス、カフェインの摂りすぎ、飲酒、脱水、
発熱、貧血、甲状腺の異常、薬の影響などでも動悸が起こることがあります。
当院で行う主な検査
心電図検査
心臓の電気的な活動を記録する基本的な検査です。
不整脈、心筋梗塞の既往、心臓に負担がかかっている可能性などを確認します。
ホルター心電図
長時間にわたって心電図を記録し、日常生活の中で一時的に出る不整脈を確認します。
「ときどき起こる動悸」や「夜間・早朝に出る症状」の確認に役立ちます。
心エコー検査
心臓の動きや弁の状態、心臓の大きさ、血液の流れなどを確認する検査です。
不整脈の背景に心臓弁膜症や心不全などがないかを調べる目的で行うことがあります。
携帯型心電計などの活用
動悸が毎日出るとは限らない場合、診察時や検査中に異常が記録できないこともあります。
症状の頻度に応じて、携帯型心電計などを用いて確認することがあります。
当院での実際の流れ
動悸で来院された方には、まず症状の出方を丁寧にお聞きします。
「いつから」「どのくらい続くか」「安静時か運動時か」「息切れや胸痛を伴うか」などが、次の検査を決める重要な手がかりになります。
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問診・診察
症状の経過、服薬、健診結果、ウェアラブル端末の記録などを確認します。
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心電図
来院時の心臓のリズムを確認します。その場で異常が分かることもあれば、正常でも追加検査が必要な場合があります。
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必要に応じて追加検査
ときどき起こる動悸ではホルター心電図や携帯型心電計、心臓の構造・機能の確認には心エコーを検討します。
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方針の説明
経過観察でよいか、治療や精密検査が必要か、専門病院への紹介がよいかを、分かりやすくご説明します。
来院時に動悸が出ていなくても、検査の意味がなくなるわけではありません。
一時的にしか出ない不整脈は、長時間記録や症状時の記録で見つかることがあります。
よくある不安にお答えします
「受診するほどではないかも」と思っています
軽い症状でも、繰り返す動悸や脈の乱れは確認した方がよい場合があります。
結果として大きな異常がなければ、それ自体が安心材料になります。
「様子見でよいか」を一人で抱えず、専門医と整理してよい症状です。
来院したとき症状が出ていないのですが…
動悸は毎日出るとは限りません。来院時の心電図が正常でも、ホルター心電図や携帯型心電計で、日常生活の中の不整脈を確認できます。
症状が出ていないことは、受診の妨げにはなりません。
ストレスや疲れが原因だと思います
睡眠不足、疲労、精神的ストレス、カフェインなどでも動悸は起こります。
ただし、その背景に不整脈が隠れている可能性を、症状だけでは切り分けにくいことがあります。
「ストレスだろう」と思い込まず、必要な検査で確認することが大切です。
Apple Watchで不整脈通知が出ました
ウェアラブル端末の通知は、受診のきっかけとして有用です。
通知画面や記録を可能な範囲でお持ちください。確定診断には心電図などの医療機器による確認が必要です。
監修医より
動悸で来院される方の多くは、「重い病気ではないか」「受診してよいのか」と迷ったうえで相談されます。
大切なのは、不安を我慢し続けることではなく、症状の意味を医学的に整理することです。
検査の結果、経過観察でよい場合もあります。一方で、心房細動など、早めに見つけた方がよい不整脈が見つかる場合もあります。
どちらであっても、「何が起きているか分かった」ことが、次の安心につながります。
受診時にお伝えいただきたいこと
動悸の原因を確認するためには、症状の情報がとても重要です。
受診時には、可能な範囲で次のような点をお伝えください。
- いつから症状があるか
- どのくらいの頻度で起こるか
- 1回の動悸がどのくらい続くか
- 安静時に起こるか、運動時に起こるか
- 息切れ、胸痛、めまい、失神を伴うか
- 血圧や脈拍の記録
- Apple Watchなどの通知や記録
- 現在飲んでいる薬
- 健康診断の結果
- 過去の心電図結果