このようなことはありませんか?
- 健康診断で血圧が高いと言われた
- 要再検査・要精密検査の案内を受けた
- 家庭で測ると血圧が高い
- 病院では高いが、家では普通(またはその逆)
- 降圧薬を飲むべきか迷っている
- 薬を飲んでいるが、血圧が下がりにくい
- 息切れ、むくみ、動悸もある
- いびきが強く、睡眠時無呼吸を指摘された
血圧が非常に高い状態で、強い頭痛、胸の痛み、息苦しさ、視野の異常、意識がもうろうとする場合は、救急受診をご検討ください。
こんなときは、相談してよいサインです
高血圧は「サイレントキラー」とも呼ばれ、多くの場合、明確な自覚症状がないまま進行します。
「症状がないから様子を見てよい」とは限りません。
次のような場合は、一度ご相談いただいて差し支えありません。
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健診で指摘された
再検査や精密検査の案内がある。自覚症状はなくても確認の対象です
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家庭血圧が気になる
測り方が合っているか、数値が治療の対象かを整理したい
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薬について聞きたい
始める判断、種類、飲み続けてよいかを相談したい
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心臓の検査も受けたい
心電図や心エコーで、心臓への負担がないかを確認したい
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血圧以外の症状もある
息切れ、むくみ、動悸、胸の違和感がある
受診の目的は、すぐに薬を始めることだけではありません。
今の数値の意味を整理し、必要な検査と次の一歩を決めることでもあります。
高血圧とは
高血圧症とは、持続的に血圧が正常範囲を超えて高い状態を指します。
通常、病院で測定した収縮期血圧が140mmHg以上、または拡張期血圧が90mmHg以上の場合に高血圧と診断されます。
家庭で測る場合は、収縮期が135mmHg以上、拡張期は85mmHg以上が目安です。
高血圧は心血管疾患、腎臓病、脳卒中などのリスクを高めるため、早期発見と適切な管理が大切です。
放置すると、心臓や腎臓、脳などに大きな負担がかかります。
よくある原因
遺伝的な要因に加え、食塩の過剰摂取、過度の飲酒、喫煙、運動不足、持続的なストレス、加齢による血管の硬化などが関係します。
睡眠時無呼吸症候群も高血圧の原因となります。
これらに加え、原発性アルドステロン症など、特別な治療が必要な高血圧もあります。
家庭血圧の測り方
病院の血圧だけでは、日常の血圧を十分に把握できないことがあります。
診察室では緊張して高く出る場合(白衣高血圧)も、逆に家では高い場合もあります。
家庭血圧の記録は、診断と治療の判断に役立ちます。
朝の測り方
一般に、起床後1時間以内、排尿後、朝食や降圧薬の服用前に測ります。
背もたれのある椅子に座り、足を組まず、1〜2分安静にしてから測定します。
腕帯は心臓の高さに保ちます。
背もたれのある椅子に座り、足を組まず、腕帯は心臓の高さに保ちます。
測る直前に避けた方がよいこと
測定前の喫煙、飲酒、カフェイン(コーヒーなど)の摂取、運動は、数値に影響することがあります。
できるだけ同じ条件で記録し、低い値が出るまで何度も測り直す必要はありません。
服薬のタイミングは、主治医の指示に従ってください。
受診の際は、数日分の家庭血圧記録をお持ちいただけると診療の手がかりになります。
当院で行う主な検査
血圧測定・家庭血圧の確認
診察室の血圧と、ご自宅での記録をあわせて評価します。
日による変動があるため、複数回の測定が診断の基本です。
心電図
心臓への負担や、不整脈、心肥大の手がかりがないかを確認します。
健診の心電図異常と重なる場合にも用います。
心エコー検査
心臓の壁の厚さ、ポンプ機能、弁の状態を評価します。
長期間の高血圧で心臓に負担がかかっていないかの確認に役立ちます。
血液検査・尿検査
腎臓への影響、糖・脂質、二次性高血圧の手がかりなどを必要に応じて調べます。
いびきが強い方は、睡眠時無呼吸症候群の検査が必要になることがあります。
当院での実際の流れ
健診結果や家庭血圧の記録を拝見し、今すぐ治療が必要か、生活習慣の見直しからでよいかを整理します。
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問診・診察
健診結果、家庭血圧、服薬、いびき、既往歴を確認します。
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血圧・心電図など
診察室での血圧と、心臓への負担の手がかりを確認します。
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必要に応じて追加検査
心エコー、血液・尿検査、睡眠時無呼吸の評価などを検討します。
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方針の説明
生活習慣の改善、薬物療法、経過観察のどれがよいかを分かりやすくご説明します。
治療と、長く付き合う管理
治療の基本は生活習慣の改善です。食塩の摂取量を一日6グラム以下に制限し、バランスの取れた食事、適度な運動、体重管理、禁煙、節酒が推奨されます。
これらに加えて、必要に応じて薬物療法を行います。降圧薬として、ACE阻害薬、ARB、カルシウム拮抗薬、利尿薬などが用いられることがあります。
どの薬がよいかは、年齢、合併症、検査所見を踏まえて判断します。
高血圧は慢性的な疾患であるため、長期的な管理が必要です。
血圧が安定すれば、健康的な生活を続けることは十分可能です。
よくある不安にお答えします
健診で高いと言われただけです。受診は必要ですか?
一度の測定では判断できないこともありますが、「要精密検査」「要再検査」と書かれている場合は、案内された時期に受診することをおすすめします。
症状がなくても、心臓や腎臓への影響を確認する意味があります。
病院では高いのに、家では普通です
診察室での緊張で高く出ることがあります。家庭血圧の記録があると、白衣高血圧なのか、日常も高いのかを見分けやすくなります。
測り方を含めて、一緒に確認できます。
薬を飲み始めると、一生やめられませんか?
高血圧は長く付き合う病気ですが、薬の要否や種類は状態によって変わります。
「一度始めたら変えられない」と決めつける必要はありません。検査と家庭血圧を見ながら判断します。
循環器内科と一般内科、どちらがよいですか?
健診で血圧を指摘されただけでも、循環器内科で相談できます。
心臓の検査(心電図・心エコー)まで含めて評価したい場合や、薬を飲んでも下がりにくい場合は、循環器内科が適しています。
監修医より
健診で血圧を指摘されて来院される方の多くは、「薬が必要か」「本当に高いのか」と迷ったうえで相談されます。
大切なのは、一度の数値で決めつけず、家庭血圧と心臓の状態を整理することです。
生活習慣の見直しでよい場合も、薬を始めた方がよい場合もあります。
どちらであっても、「今の血圧の意味が分かった」ことが、次の安心につながります。
受診時にお持ちいただきたいもの
可能な範囲で次のものをご持参ください。
- 健康診断の結果票
- 家庭血圧の記録(数日分あると助かります)
- お薬手帳、または現在飲んでいる薬
- 過去の心電図や心エコーの結果(あれば)
- いびきや睡眠時無呼吸を指摘された記録