このようなことはありませんか?
- 健康診断や心電図で心房細動と言われた
- 脈が不規則だと指摘された
- 動悸、息切れ、倦怠感がある
- 症状はないが、心電図異常を指摘された
- Apple Watchなどで心房細動の通知が出た
- 薬や今後の治療について聞きたい
- 高血圧や弁膜症もある
動悸とともに胸の痛み、強い息苦しさ、冷や汗、失神がある場合は、
早急な対応が必要になることがあります。症状が強い場合は、救急受診も含めてご検討ください。
こんなときは、相談してよいサインです
心房細動は、動悸や息切れが出ることもあれば、ほとんど症状がないこともあります。
「症状がないから様子を見てよい」とは限りません。
次のような場合は、一度ご相談いただいて差し支えありません。
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健診や心電図で指摘された
心房細動、脈の不整、要精密検査などの案内がある
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脈の乱れを自覚する
不規則、速い、飛ぶなど、いつもと違う感覚がある
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機器で通知が出た
Apple Watchなどで心房細動や不整脈の記録がある
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治療について聞きたい
薬の要否、種類、専門病院での治療が必要かを整理したい
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ほかの病気もある
高血圧、息切れ、むくみなど、心臓への負担が気になる
受診の目的は、すぐに治療を始めることだけではありません。
今の検査結果の意味を整理し、次の一歩を決めることでもあります。
心房細動とは
心房細動は、心房が不規則かつ速く収縮する不整脈の一種です。
この状態が続くと、心房内で血液が滞りやすくなり、血栓ができやすくなるため、脳卒中のリスクが高まります。
症状としては、動悸、息切れ、倦怠感などがありますが、無症状の場合も少なくありません。
よくある原因
原因には、高血圧、心臓弁膜症、甲状腺疾患、飲酒などが挙げられます。
明確な原因がなくても、加齢とともに心房細動のリスクは増加します。
当院で行う主な検査
心房細動の診断には心電図が用いられます。
診察時に不整脈が確認されなくても、一時的に心房細動が出ることがあります。
心電図
来院時の心臓のリズムを記録する基本的な検査です。
その場で心房細動が分かることもあれば、正常でも追加検査が必要な場合があります。
ホルター心電図
長時間にわたって心電図を記録します。
診察時に確認できない、一時的な心房細動の確認に用います。
携帯型心電計
診察時に心房細動が確認できない場合に備え、携帯型心電計の貸し出しを行うことがあります。
心エコー検査
心房細動の患者さんでは、心不全や心臓弁膜症が合併していることがあります。
心臓の動きや弁の状態を調べる目的で行います。
普段から、手首の内側で脈を確認することも参考になります。確定には心電図が必要です。
Apple Watchなどのデバイスで心房細動を記録できる場合もあります。
確定には、医療機器による心電図の確認が必要です。
当院での実際の流れ
健診結果や心電図、脈の記録を拝見し、診断と次の方針を整理します。
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問診・診察
症状の有無、健診結果、服薬、ウェアラブル端末の記録などを確認します。
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心電図
来院時の心臓のリズムを確認します。
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必要に応じて追加検査
ホルター心電図や携帯型心電計、心エコーを検討します。
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方針の説明
経過観察、薬物療法、専門病院への紹介のどれがよいかを分かりやすくご説明します。
治療と、長く付き合う管理
治療では、血栓の形成を防ぐための抗凝固療法が行われることがあります。
ワルファリンや直接経口抗凝固薬(DOAC)が一般的に使用されます。
また、心拍を正常に保つための薬物療法も選択肢です。
根本治療を目指すカテーテルアブレーションも、治療の選択肢です。
カテーテルアブレーションは近年大きく進歩しており、当院では適応のある患者様にご説明し、お勧めすることがあります。
実施は循環器専門病院で行われます。
心房細動は無症状であることも多いですが、脳梗塞の危険性や、長期間続く場合の心臓弁膜症(僧帽弁閉鎖不全症、三尖弁閉鎖不全症)や心不全を合併するリスクがあります。
どの治療がよいかは、個々の状態によって異なります。
よくある不安にお答えします
症状がないのですが、受診は必要ですか?
心房細動は無症状の場合も少なくありません。
症状の有無だけで様子を見てよいかは判断しにくいことがあります。
健診や心電図で指摘された場合は、確認のためにご相談ください。
来院したとき、脈が乱れていないのですが…
一時的に心房細動が出ることがあります。来院時の心電図が正常でも、ホルター心電図や携帯型心電計で、日常生活の中のリズムを確認できます。
症状や記録が出ていないことは、受診の妨げにはなりません。
Apple Watchで通知が出ました
ウェアラブル端末の記録は、受診のきっかけとして役立ちます。
通知画面や記録を可能な範囲でお持ちください。確定には心電図などの医療機器による確認が必要です。
カテーテル治療は当院でできますか?
カテーテルアブレーションの実施は、循環器専門病院で行われます。
当院では診断と方針の整理を行い、適応がある場合には専門病院での治療をご説明し、ご紹介します。
監修医より
心房細動と聞いて来院される方の多くは、「薬が必要か」「脳梗塞が心配か」「症状がないのに治療するのか」と迷ったうえで相談されます。
大切なのは、一度の結果で決めつけず、心電図と心臓の状態を整理することです。
経過観察でよい場合も、薬を始めた方がよい場合も、専門病院での治療を検討する場合もあります。
どちらであっても、「今の心房細動の意味が分かった」ことが、次の安心につながります。
受診時にお持ちいただきたいもの
可能な範囲で次のものをご持参ください。
- 健康診断の結果票
- 過去の心電図や心エコーの結果(あれば)
- Apple Watchなどの通知や記録
- お薬手帳、または現在飲んでいる薬
- 脈の乱れや症状のメモ